李王張

 承前*1

 Zarcさん、コメントありがとうございます。

 さて、新聞を見たら、もうちょっと詳しい情報が載っていた*2
 李と王と張は、それぞれ中国の人口の7.4%、7.2%、6.8%を占めている。中国の人口の1%以上を占める姓は18姓、0.1%以上だと129姓。この129姓の人口は中国の人口の87%になるという。また、袁義達氏は1987年にも同様の調査を行っており、その時は、李王張、それぞれ7.9、7.4、7.1だった。この増減が実際の増減を反映しているのか、それとも調査精度の向上によるものなのかはわからない。

 ところで、元旦には、「上海の街は、正月だからといって、別に注連飾りや門松が出現するわけではなく、基本的にまだクリスマスの飾りが残っているわけで、少なくとも表面的には普通の土曜日と変わりがない」と書きましたが*3、今週からようやく街は正月らしくなってきた。屋台では縁起物を売り始め、商店とかでは〈逆さまの福〉が目立っている。大袈裟な言い方をすれば、街中が紅くなっている。というか、農暦*4では、今はまさに年末なのだ。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060111/1136947674

*2:新華社「“李王張”栄登新百家姓前三位」『東方早報』2006年1月11日、Xinhua ”Li, Wang, Zhang the Big Three surnames” Shanghai Daily 11 January 2006.

*3:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060101/1136124030

*4:日本式の〈旧暦〉という言い方には、明治天皇制と近代主義との野合の臭いが染み着いているように感じられる。