備品にGoffmanもとい

朝日新聞』の記事;


役立たず・ボケが…「パワハラ」画像、山形大組合が公開
2017年11月10日05時46分


 山形大学リチウムイオン電池研究施設xEV飯豊研究センター(山形県飯豊町)で、職員が「パワーハラスメントパワハラ)」を受けたとされる問題で、山形大学職員組合が9日、昨年秋に職員の机に残されていたという書き置きの画像を明らかにした。「役立たず」「ボケが」などと記されており、組合は同センター長が書いたとみている。

 組合はこれまでに3回、パワハラの実態把握や対策などを問う質問書を小山清人学長宛てに提出したが、大学側は全職員に注意喚起したとした上で「個別の事案には個人情報保護の観点から答えられない」などと回答している。

 記者会見した品川敦紀執行委員長=理学部教授=は「大学側の回答はいずれも通り一遍。対策内容も明らかでなく、引き続き真剣な対応を求めていく」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASKC94QTMKC9UZHB00K.html

「書き置き」は2枚あって、ひとつは、

誰が選んだ
このコピー
ボケが!!
遅くて使えん
もうひとつは、

マジック
くらい
買っとけ!!
《役立たず》
パワハラ」かどうかはともかくして、とにかく備品に対する強い不満は読み取ることができる。上のだと、低能なコピー機を選定したことへの不満。下のは、「マジック」が偶々切れていたことに対する怒り。これら「書き置き」の作者であると推定されている「センター長」が(多分)関西方言を母語とする、粗暴な言葉遣いをする人で、わざわざ「書き置き」を作成しているという点では、ちょっと粘着質の人らしいということはわかった。

恋に恋して?

新潟県知事だった米山隆一*1が今年の3月に、女子大学生と「援助交際」していたことを『週刊文春』にすっぱ抜かれ、知事を辞任し*2、その後の知事選挙のやり直しで、自民党推薦の候補があっさりと買ってしまったということがあった。相手も未成年者ではなく、自身も独身だったわけで*3、そのくらいで辞める必要はなかったとは思った。
その米山さんが「ハッピーメール」という出会い系サイトを利用したことに関しては、対立する見解があるようだ。
先ず、春山有子さん*4。「セクハラ福田事務次官ハッピーメール米山知事の「性癖」を女性目線で分析してみます」に曰く、


彼は出会い系サイト「ハッピーメール」で知り合った複数の女子大生と金銭を介した性交渉をしていたことが、週刊文春の報道で明らかになりました。50歳独身のこれまでモテてこなかった男が、出会い系サイトで恋愛できることを夢見て女性たちと会い、金で歓心を買っていた......東大やハーバードを経た超エリートとは思えぬほど、親近感の湧く行動です。

 米山さんの過ちは、お金を渡したことでも、知事になってもそうしたことを続けていたことでも、複数の女性と出会っていたことでもないと思います。出会う方法として、「ハッピーメール」を選んでしまったことです。

 わかってない! 全然わかってないよ米山さん! 「ハッピーメール」に、まともな女子大生はいないよ! 
 おすすめはマッチングアプリ「ペアーズ」だよ! いまどきの港区社長界隈は、みんなやってるよ! そこなら"買春"じゃなく"パパ活"ってライトな表現にしてくれたと思うよ! だって上場企業社長とかみんなやってるもん! 

メールでいきなり金額を提示するような女子大生なんていないし、会ってご飯食べて気が合ったらその先まで進んで、金の提示はせず「タクシー代」として渡せばよかったんだよ! うまくいけば恋愛に発展する可能性も大だよ! あっちから提示してくるような女は地雷だから関わっちゃダメだよ! だからこういうことになるんだよ! 現代の援交事情、全然わかってないよ! 

 今後米山さんに必要なのは、そうした最新事情を教えてくれる"男友達"だと思います。きっと、いなかったんでしょうね。切ないなあ。
http://tablo.jp/street/news003175.html

それに対して、本橋信宏「米山新潟県知事だけではない 出会い系サイトに真剣になる中年男性たち」に曰く、

 業者が雇ったサクラが女子大生や人妻のふりをしてやりとりするから、出会い系とは名ばかり、決して出会えるサイトではないのがまかり通っている。
 新潟県知事が利用していた「ハッピーメール」は、そんななかにあって「ワクワクメール」とともに比較的サクラが少ない優良サイトとして好色派には人気がある。

 新潟県知事が1回の援交で女子大生に3万、というのもごく標準な援交相場であり、待ち合わせ場所に新宿紀伊國屋書店前を指定するのも、王道をいっている。あそこの1階入口付近には人待ち顔の男女がいるが、かなり援交待ちの男女が多い。
 新潟県知事に当選したので、援交代を3万から4万に値上げしたというのも、ある種、良心的である。援交の世界では、つきあっているうちに援交代が下がることはあっても上がることはなかなか無いからだ。
http://tablo.jp/culture/news003177.html

本橋氏はさらにいう;

援交の世界でたいてい本気になってしまうのが男側。取材していて、私は何度もいけない女子大生、人妻に、男から送られたメールを見せてもらったことがあるが、中学生レベルの熱烈メールだ。

<僕のこと、ともちんと呼んで!>

<きみのこと思ってるだけで僕はもう一度、やる気がみなぎってきます。だからもっとメール交換してほしい>

<**ちゃんへの好きな気持ちに変わりはないんだよ。他の男とは縁を切ってくれたら僕はもっとすっきりした気分でデートできます。ヤキモチなのかなー。しまりがないメールでゴメンね。気持ちが割り切れてないんだね>

 これらのメールは1部上場企業幹部、わが国物理学界の泰斗、国立大学教授、といったハイクラスの中年男たちが送ったものだ。
 はっきりいって、援交メールはダダ漏れです(女が誇らしげに見せてくれたりする)。

「恋愛」に憧れているわけだ。そこで、思い出したのは、平成になったばっかりの頃、それなりに社会的な地位もある老人の女性問題が話題になっていた。上原謙*5加山雄三の父親)の後妻に絡んだお家騒動*6が中心だったか。そのときに、誰か、戦前の教育を受けた高学歴の高齢者は(西洋文学やハリウッド映画を通じて)知識として「恋愛」を知っていても実際には経験したことのない人が多いというようなことを言っていて、なるほど! と思ったということがあった。でも、「恋愛」に憧れて「出会い系」にはまる21世紀の中年男性が恋愛経験零ということはないわけでしょ?

*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161017/1476711321 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161222/1482414028 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171007/1507341407

*2:See TABLO編集部「「もう、許して欲しい...」 記者に泣きついた米山新潟県知事を辞職まで追い込んだ女性の正体とは」http://tablo.jp/case/politics/news003167.html

*3:法律的に独身であるだけでなく、ステディなパートナーもいなかったわけでしょ?

*4:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180715/1531645769

*5:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100215/1266163857

*6:See eg. 「上原謙の元妻・大林雅美 銀座クラブのオーナーママになった」https://www.news-postseven.com/archives/20100930_992.html 「「大林雅美」いまも亡き夫「上原謙」の墓参は欠かさず」https://smart-flash.jp/entame/29141

橋本忍

朝日新聞』の記事;


 脚本家の橋本忍さん死去 「七人の侍」黒澤8作品に参加
編集委員・石飛徳樹2018年7月20日03時00分


 「羅生門」「七人の侍」「日本沈没」「砂の器」など、映画史に残る名作、ヒット作を数多く手がけた脚本家の橋本忍(はしもと・しのぶ)さんが19日午前9時26分、肺炎のため東京都世田谷区の自宅で死去した。100歳だった。葬儀は近親者のみで営む。喪主は長女綾(あや)さん。

 兵庫県生まれ。会社勤めをしながら伊丹万作監督に学ぶ。1950年、芥川龍之介の小説を脚色した「羅生門」が黒澤明監督の手で映画化され、脚本家デビュー。この作品がベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を取り、注目を集めた。黒澤監督の脚本チームの一員となり、「生きる」「七人の侍」「蜘蛛(くもの)巣城(すじょう)」「隠し砦(とりで)の三悪人」など計8本の黒澤作品に参加した*1

 骨太のエンターテインメントを得意とし、「張込(はりこ)み」「黒い画集 あるサラリーマンの証言」「ゼロの焦点」など松本清張の社会派推理小説の脚色は十八番だった。

 映画製作会社の橋本プロダクションを設立し、製作者としての第1作は清張の長編を自ら脚色した「砂の器」(74年、野村芳太郎監督)*2に。続く第2作「八甲田山」(77年、森谷司郎監督)とともに、当時の大作ブームの流れに乗って大ヒットを記録した。

 テレビでも、戦時下の庶民の苦しみを描いたドラマ「私は貝になりたい」が芸術祭賞を受け、自身の脚本・監督で映画化もされた。

 他の脚本の代表作に、63年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を獲得した小林正樹監督の「切腹」、山本薩夫監督の「白い巨塔」、岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」*3、森谷監督の「日本沈没*4など。

 著書に黒澤監督との仕事を中心につづった自伝「複眼の映像 私と黒澤明」がある。(編集委員・石飛徳樹)
https://www.asahi.com/articles/ASL7L6T15L7LUCLV022.html

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七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

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蜘蛛巣城<普及版> [DVD]

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隠し砦の三悪人<普及版> [DVD]

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砂の器 [DVD]

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切腹 [DVD]

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日本のいちばん長い日 [DVD]

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日本沈没 [DVD]

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また、『ORICON NEWS』の記事;

山田洋次監督、橋本忍さん悼む
記事提供:ORICON NEWS
2018年7月20日


 『羅生門』『七人の侍』など、映画史に残る名作を多く手がけた脚本家の橋本忍さんが19日、100歳で亡くなった。橋本さんの薫陶を受けたことで知られる山田洋次監督(86)は20日、追悼コメントを寄せ「“師”の名に値する人だった」としのんだ。


橋本忍さんの作品

 山田監督は「構成の鬼といわれたこの人から、シナリオの根幹はフレーム(骨組み)にあるということを、ぼくは叩きこまれるように教わった。まさに“師”の名に値する人だった」と回顧。「黒澤明と共に『羅生門』や『七人の侍』を世に出した、日本が世界に誇るに足る偉大な映画人を、ぼくたちは失った」とその死を悼んだ。
(後略)
https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2115930.html

山田洋次*5は『砂の器』のシナリオに参加している。

*1:あとは、『生きものの記録』、『悪い奴ほどよく眠る』、『どですかでん』。

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悪い奴ほどよく眠る<普及版> [DVD]

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*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060925/1159180471 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070611/1181541252 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081007/1223380131 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090405/1238907776 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091117/1258424994 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100505/1273034923 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101217/1292515670 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150104/1420348488 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180710/1531192354

*3:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170117/1484618603

*4:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120113/1326389392 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120307/1331147389 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120702/1341247335 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170809/1502289649

*5:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110818/1313639595 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130129/1359438129 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140913/1410571671 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150224/1424706062 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160511/1462901085 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170905/1504580023

Denis Ten stabbed to death

『ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;


 2018年07月19日 23時24分 JST | 更新 5分前
デニス・テン選手、強盗に襲われ死亡 ソチ五輪・フィギュアで銅
カザフスタンのスポーツ界をリードしていたテン選手の死は大きな衝撃を与えている。

朝日新聞社提供


フィギュア五輪銅のデニス・テン選手、強盗に襲われ死亡

 フィギュアスケート男子で2014年ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン選手(25)=カザフスタン*1が19日、同国のアルマトイの路上で強盗に遭い刺殺された。地元メディアの「KAZINFORM」などが報じた。

 報道によると、事件は午後3時(日本時間同6時)ごろ起きた。男2人組とみられる強盗が、テン選手の車からミラーを盗もうと試みたのが発端。口論が次第に激しさを増し、最後はナイフでテン選手が刺されたという。通りかかった人が救急車を呼んだが、太もも上部から大量に出血しており、すでに意識はない状態だったという。緊急搬送された病院で、2時間にわたって蘇生措置が施されたが、午後5時半に死亡が確認された。警察が逃げた2人の行方を追っている。

 カザフスタンのスポーツ界をリードしていたテン選手の死は大きな衝撃を与えており、カザフスタンのほかロシアメディアも速報で伝えた。また、カザフスタンアリスタンベク・ムハメディウリ・スポーツ文化相は「偉大なフィギュア選手で、我が国のスポーツ界の伝説であるデニス・テンが亡くなった。みんな彼を愛し、尊敬していた」と早すぎる死を悼んだ。

 10年バンクーバー五輪銅メダリストで、テン選手と親交が深かった高橋大輔さんは、自身のインスタグラムにテン選手の笑顔の写真を投稿。「デニス...本当言葉が見つからない。誰にでも優しかった人がどうして。まだまだこれからだったのに。信じられない」と悲しみをつづった。

 トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんは「本当に信じられない...悲しい...心よりご冥福をお祈り致します」とツイッターでコメントした。

 エフゲニー・プルシェンコさん(06年トリノ五輪で金メダル)らを育てたことで知られるロシアのコーチ、アレクセイ・ミーシン氏はノーボスチ通信の電話取材に「デニスは立派な人間、輝けるフィギュアスケート選手、すばらしい息子、同僚として、私の記憶と全フィギュアスケート界の記憶に残る」と語った。

朝日新聞デジタル 2018年07月20日 06時40分)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/19/news-figure-skater_a_23485491/

See also


“Kazakh figure skater Denis Ten dies at the age of 25” https://www.inform.kz/en/denis-ten-dies-at-the-age-of-25_a3325392
Guardian sports “Denis Ten: Olympic figure skater who won bronze stabbed to death” https://www.theguardian.com/sport/2018/jul/19/denis-ten-killed-figure-skater-kazakhstan-olympics
Denis Ten: Sochi Olympic bronze medallist dies of stab wound in Kazakhstan” https://www.bbc.com/sport/winter-sports/44887051


デニス・テンは第二次大戦中にスターリンによってシベリアから中央亜細亜強制移住させられた朝鮮人の子孫(高麗人)*2


Hiro Yoshida “Denis Ten: "Korea Is not a Foreign Place for Me"” https://europeonice.com/2018/02/04/denis-ten-korea-is-not-a-foreign-place-for-me/
“Young Korean Kazakhstani Aims to Become World Figure Skating Star” http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2010/05/07/2010050700406.html

黒山にオタクありや

拙blogでモンテネグロに言及したのは1回のみなのだった(それも間接的に)*1
NHKの報道;


「第3次世界大戦起きるかも」トランプ大統領の発言が波紋
2018年7月20日 6時55分


アメリカのトランプ大統領は、NATO北大西洋条約機構の加盟国のモンテネグロについて「国民は攻撃的だ」と述べ「状況によっては第3次世界大戦が起きるかもしれない」と指摘しました。これにモンテネグロ政府が声明を出して反論し波紋を広げています。

トランプ大統領は、17日、アメリカのFOXテレビのインタビューの中で、NATOに去年、加盟した旧ユーゴスラビアモンテネグロについて発言しました。

この中で「アメリカの兵士がモンテネグロの防衛のために戦う必要はあるのか」という質問にトランプ大統領は「同じ疑問を持っている。ちっぽけな国だが、国民は強く、攻撃的だ」と指摘しました。

そのうえで、モンテネグロで軍事衝突があった場合NATOの集団防衛の定めに従ってアメリカ軍が防衛に参加する事態を念頭に「状況によっては、第3次世界大戦が起きるかもしれない」と述べました。

トランプ大統領のこの発言に対してモンテネグロ政府は19日、声明を出し「わが国はNATOの一員として世界の平和と安定に貢献している。アフガニスタンではアメリカ軍とともに活動している」と反論しました。

モンテネグロは、人口が62万人で、軍は2000人しかおらず、この地域で影響力を強めているロシアによる政治的な介入を防ぐため、NATOに加盟しただけに、トランプ大統領の発言が波紋を広げています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180720/k10011540761000.html

See also


John Wagner “Trump says defending tiny NATO ally Montenegro could lead to World War III” https://www.washingtonpost.com/politics/trump-says-defending-tiny-nato-ally-montenegro-could-lead-to-world-war-iii/2018/07/18/f7a09276-8a80-11e8-8aea-86e88ae760d8_story.html
Predrag Milic “Montenegro doesn't recognize itself in Trump's characterization of the country” http://www.chicagotribune.com/news/nationworld/ct-montenegro-trump-world-war-20180719-story.html
Jonathan Cristol “What Trump gets terribly wrong on Montenegro” https://edition.cnn.com/2018/07/18/opinions/donald-trump-wrong-nato-montenegro-cristol/index.html


ジョナサン・クリストル氏が述べているように、この問題の根柢には、ドナルド・トランプによる以前からのNATOに対する嫌悪ということがあるのだが。それよりも気になったのは、トランプはモンテネグロの国民性についての理論を何処から入手したのかということ。メラニア・トランプってユーゴスラヴィア系の人だったっけ?
ところで、最近岡田斗司夫に言及したのだが*2、そのときに昔NHKのBS2の番組で、猪瀬直樹*3が岡田に対して、「オタク」などというのは日本の平和ボケの産物であって、(当時既に内戦が泥沼化していた)ユーゴスラヴィアには「オタク」などいる筈がないと言ったこと。現在モンテネグロに「オタク」はいるのだろうか。