2010-07-03から1日間の記事一覧

甘耀明(メモ)

石剣峰「“六年級生” 甘耀明開始新尋根」『東方早報』2010年7月2日 昨年「台籍日本兵」問題を描いた小説『殺鬼』が話題となった作家、甘耀明について。及び彼へのインタヴュー。「六年級生作家」とは台湾で1970年以降に生まれた作家を指す。「六年級生作家…

パロディ、何の?

http://d.hatena.ne.jp/charis/20100627 『創世記』におけるアブラハムによる息子イサク供儀のエピソード; >イサクは父アブラハムに呼びかけた、「父よ」。彼は言った、「子よ、何か」。イサクは言った。「ここに種火と薪はあります。でも、全焼の供犠とな…

保立道久on奈良時代1

保立道久「奈良時代的王権論」(徐洪興、小島毅、陶徳民、呉震(主編)『東亜的王権與政治思想――儒学文化研究的回顧與展望』*1復旦大学出版社、2009、pp.27-36) このテクストは訳者の表記がないので、保立氏自身による中国語の文章ということなのだろう。 …

「啓蒙とは何か」(メモ)

http://d.hatena.ne.jp/ima-inat/20100617/1276804067 カント「啓蒙とは何か」の読解。 この中で興味深かった論点は、「個人の啓蒙」と「民衆の啓蒙」の或る種相克的な関係。「啓蒙専制君主」の両義性。また、「公民的自由」と「啓蒙の成熟」との或る種矛盾…