2008-01-04から1日間の記事一覧

乱世(メモ)

承前*1増井経夫『中国的自由人の系譜』からの抜書き; 治世の枷がはずれると、人間の能力は四方八方に伸びるもので、南北朝のころは中国でもっとも数学の発達した時期であった。当時の世界でいちばん正確な円周率の数値一一三分の三五五を算出した祖沖之は、…

印贈書たち

中国語圏では、功徳のために仏教書を印刷し、配布するという習俗がある。 元旦に静安寺*1にていただいてきたのは以下の書; 浄空老法師『念佛功徳不可思議』三宝弟子印贈 『玉暦寶鈔』天馬図書有限公司 李炳南老居士編著『当世成就之佛法』上海佛学書局、200…

Julien Gracq

既に昨年のことであるが。 Boston Globeに掲載されたAssociated Pressの記事; French writer Gracq dies at 97 December 23, 2007 PARIS—Julien Gracq, a celebrated French writer known for surrealism and solitude and for having turned down France's…

独逸における戦争の記憶(メモ)

高橋秀寿「グローカル化時代における戦争の記憶――ドイツ人の空襲経験をめぐって」『図書』706、pp.26-29、2008 終戦後、西ドイツは全体主義論的な「犠牲者共同体」、つまりナチズムとコミュニズムの犠牲者から構成された国民共同体の形成をめざした。そのた…