2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ルーマン?

酒井泰斗氏経由で知る; http://blog.goo.ne.jp/l_bear/e/b1d94659b087f803991d741921cba71f これって、ルーマンと関係あるのか。「コード」って「目的」なのか。

狂犬病

上海に戻る前に日本で狂犬病の予防注射を受けておきたかった。何と言っても、中国は狂犬病に関しては世界有数の危険国である。また、日本では比國帰りの人が狂犬病で死亡して騒ぎになっているということは既に知っていた。近所の保健所で予防注射をできると…

線を引く

この手の話は以前にも言及したような気がする。 『読売』の記事なり; 図書館の本、傷だらけ…「切り抜き」「線引き」横行 各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、専門書に蛍光ペンで線を引いたりするなど、図書を傷つける行為が増加し…

映画−−「連帯なき連帯」

岡田秀則「他人と一緒に見る夢」『未来』483 岡田氏によると、「ある種の演劇やロック・コンサートのように、[映画館の]観衆の感情が一つのグルーヴを共有することはない」(p.19)という*1; もともと映画鑑賞とは、隣席に家族がいようが恋人がいようが、…

Ankara

12月11日、村井さん夫妻と久谷さんと桑江さんとで、渋谷の土耳古料理屋「アンカラ」へ。氷を入れると白濁するYeni Rakiという酒は不思議な感じ。大方の強い酒と同様にほんのりと甘い。 話していて、私の演劇経験というのは1980年代で止まっていることに気づ…

高橋悠治の父(メモ)

林光「高橋悠治「祖国帰還」のこと・「楽士の席」登録のこと」『月刊百科』530 作曲家・理論家で、戦前のプロレタリア音楽運動の中心的存在で、「インターナショナルの歌」の日本語訳をつくった(実際には何人もの手が複雑に関わっているのだが)高橋均さん…

坪内祐三の言葉

『早稲田文学』という雑誌がフリー・ペーパー『WB』に変身したということは知っていたが、実際に手にしたのは初めて。その11月号に重松清と坪内祐三の対談が載っていた。そこから少し書き写してみる; [坪内]いまは情報にとにかくアクセスしやすいよね。ネ…

Durutti Column

ドゥルッティ・コラムのKeep BreathingKeep Breathingアーティスト: Durutti Column出版社/メーカー: Fulfill / Artless発売日: 2006/03/07メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (21件) を見るを買う。ジャケットの写真は尖沙咀の側から香港島を…

本を買う

新宿の紀伊國屋にて; 田中仙翁『茶道の美学 茶の心とかたち』講談社学術文庫、1996 茶道の美学 (講談社学術文庫)作者: 田中仙翁出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/03/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 川原彰『現代市民社会論の新地平…

『西遊記』騒動

http://d.hatena.ne.jp/sean97/20061207/p1 経由にて知る。 『南日本新聞』に載った共同通信の記事; 日本版「西遊記」に反発 中国、文化ギャップ鮮明 【北京5日共同】日本の人気テレビドラマ「西遊記」(フジテレビ系)をめぐり、原作を生んだ中国で「キャ…

Cults and Gangs

VICEというフリー・マガジンの最新号(Volume 3, number 4)の特集は Gangs vs. Cults かなり濃い。 中国重慶の「レズ・ギャング(Dyke Gang)」(p.16) 英国サッカー・フーリガンのファッション変遷史(p.18) スカンディナヴィアの「悪魔崇拝カルト」「ミ…

集合名詞には気をつけろ

http://oneday-inthelibrary.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_ab2f.html http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20061210/p4 経由で知る。 集合名詞の使い方の問題。件の人は数多いる〈市民〉の中の一人にすぎない。それなのに、いとも簡単にone ofが剥落し…

中国関係の本を買う

買った本; 劉文兵『中国10億人の日本映画熱愛史』集英社新書、2006 中国10億人の日本映画熱愛史 ― 高倉健、山口百恵からキムタク、アニメまで (集英社新書)作者: 劉文兵出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 19回…

タリーズなど

12月9日、一足先に上海に帰る妻を成田に送る。これから約1週間は、お互い、ダブル・ベッドに独りで寝るという生活を余儀なくされるわけだ。そういえば、成田空港のタリーズは喫煙席がないぞ!

大竹伸朗その他

12月8日、午前中、私たち夫婦とChさんとで「東京都現代美術館」へ行く。『大竹伸朗全景』を観るため。この展覧会、小学校時代のお絵描きの作品や作文から始まって、大竹伸朗というアーティストを形成している、彼を通過した様々な美術の様式、ロックや漫画…

浅野さん

12月11日、浅野智彦さんのお誕生日。どうもおめでとうございます。

人間学的条件、そして相対主義の話

生きている存在は、私を見て、そして言葉を発する。「私を見る」とはある程度比喩的な言い方であり、目の見えない人は、私の気配を感じる、その気配の方向へと顔を向ける、というやり方で、私のいる空間を、広い意味において「見る」。それは「私の(あるい…

教育基本法に関する署名

Cf. http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061208/1165513744 http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061209/1165643172 もし賛同できる内容でしたら、署名をお願いします; http://www.stop-ner.jp/061206shomei.htm 署名の集約は12月13日とのことです。

テレーム/パノプティコン

承前*1慧遠さん、詳しいコメントどうもありがとうございます。さて、的場昭弘『ネオ共産主義論』の第2章「共産主義のルーツはどこにあるのか」で、フランソワ・ラブレーの『第一の書 ガルガンチュア物語』ガルガンチュワ物語―ラブレー第一之書 (岩波文庫)作…

「自己」を巡りて−−内田樹/南直哉

内田樹氏と南直哉という禅僧の方の対談; 「「本当の私」というフィクション」『波』443 内田 自分自身の中には無数の層がある。どれが本当の自分かなんて決められないし、自分でそんなものがあることに気づいていないけれど、世間からは丸見えの欲望だって…

仏蘭西語

内田樹氏曰く、 かつては文学部の看板学科だった仏文科の廃止が続いている。 神戸海星女子大に続いて、甲南女子大も仏文科がなくなる。 東大の仏文も定員割れが常態化している。 理由はいくつかある。 英語が「国際公用語」の覇権闘争に勝利して、事実上のリ…

Reproduction without intercourse

『毎日新聞』2006年12月4日の相談欄から; 結婚して20年。子供も2人いて、はた目には幸せに見えるかもしれませんが、誰にも言えなかった秘密があります。それは、夫と性生活が一度もないということです。子供2人はいずれも人工授精で生まれました。夫は人…

ほにゃららと言えば

Econthoughtさん経由で知る; http://gz5432.husuma.com/

買った本など

山田登世子『ブランドの条件』岩波新書、2006 ブランドの条件 (岩波新書)作者: 山田登世子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09/20メディア: 新書 クリック: 20回この商品を含むブログ (25件) を見る 篠原資明『ベルクソン−−〈あいだ〉の哲学の視点から…

愛−−ハイデガー/アウグスティヌス

承前*1? 細川亮一「ハイデガー 素直に「わからない」と認めること」『哲学がわかる』(AERA Mook 6)、1995で、ハイデガーのブロッホマンというユダヤ系女性への書翰から「Volo ut sis あなたが存在することを欲する、このようにかつてアウグスティヌスは愛…

的場昭弘『ネオ共産主義論』

的場昭弘『ネオ共産主義論』(光文社新書、2006)を読了する。ネオ共産主義論 (光文社新書)作者: 的場昭弘出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/04/14メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (32件) を見る本書では「共産主義」に関する5つの問…

Normal

承前*1正常(normal)ということには、 常態性−−いつもと変わらない 統計的多数性・平均性 規範性 という相互に無関係ではないが、どれか一つに還元することのできない3つの層が含まれているように思われる*2。 *1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061204…

渡辺克典「吃音・アナーキズム・国家」

承前*1 渡辺克典「吃音・アナーキズム・国家−−大杉栄における「社会」をめぐって−−」(日本現象学・社会科学会レジュメ) http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061202/1165082990で書いたように、ライヴでは聴けなかったが、レジュメを軽く読んでみる。 報告の…

岡崎京子或いは現在形

家に帰って、何回か岡崎京子『恋とはどういうものかしら?』(マガジンハウス、2003)恋とはどういうものかしら? (Mag comics)作者: 岡崎京子出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2003/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブロ…

現象学・社会科学会その他

承前*112月4日、そもそもは現象学・社会科学会、午前から参加して、矢田部圭介氏の〈司会の技〉を拝見しつつ、徳久美生子さんの報告を拝聴しようと思っていたのだが、幾つかの事情で断念。その1つは、半年ぶりに実家に帰ったら、いつの間にか目覚まし時計…